2024.07.05 COLUMN
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雨の日に目が見えにくくなる理由と対策

雨の日ってなんだか目が見えづらくなりませんか?
これは、梅雨や雨の日の気圧や気温、湿度などが原因で、自律神経が乱れ、疲れ目が起きやすくなるからです。
特に曇りや雨の日は、光の量が少なく、目に負担がかかることが多いです。

目のピント調節の仕組み

目のピント調節には、瞳孔、虹彩、毛様体筋が大きく関わっています。
私たちが物を見てピントを合わせるとき、目は光をうまく水晶体(目の中のレンズの役目を果たす)に送り込むために、瞳孔(光の量を調節する)の大きさを変えなければなりません。
このとき、虹彩の筋肉が動きます。

暗い場所では、光を取りこもうと虹彩が縮んで瞳孔を大きく開きます。
逆に明るい場所では、虹彩が伸びて瞳孔を小さくします。

また、毛様体筋は近くを見るときには収縮し、遠くを見るときは緩みます。
この調整がうまくいかないと、目が疲れやすくなります。

雨の日に目が疲れやすい理由

曇りや雨の日は周りが暗いため、目は光を取りこもうと瞳孔を開き、近くを見るために毛様体筋が収縮します。
これにより、晴れの日や明るい場所に比べて目に負担がかかりやすくなります。

さらに、自律神経の乱れも加わり、目が疲れやすく、見えづらくなってしまうのです。

目が疲れないデスクライトの使い方

シトシト降る雨の日、読書やスマホを見る際は、昼間でも部屋の中が薄暗いため、照明が必要です。
ここでは、疲れ目になりにくいデスクライトの使い方を紹介します。

部屋全体を明るくする

節電のために部屋の明かりを消してデスクライトだけ点けるのはNGです!
周りが暗いと光を取りこもうと瞳孔が開き、手元を見ると明るいので瞳孔を閉じようとします。
この頻繁な瞳孔の開閉が目の疲れを引き起こします。
デスクライトだけでなく、部屋全体の明かりも点けるようにしましょう。

均等に机の上を照らす

デスクライトは、暗いところと明るいところの差が少なく、机の端まで均等に照らせるものを選びましょう。
また、手の影が邪魔にならないように、利き手と逆の方向にデスクライトを置くなど工夫してみてください。

まとめ

雨の日に目が見えづらくなるのは、環境と目の生理的な反応によるものです。
適切な照明環境を整えることで、目の疲れを軽減し、快適に過ごすことができます。
ぜひ、上記のポイントを参考にしてみてください。